ばらの騎士の続きです。このオペラは、本当に大人のオペラで、正確には喜歌劇です。いわゆるハッピーエンドで終わるオペラです。

第一次世界大戦の前の、ハプスブルグ家の終焉の時代です。貴族の世界から、武器で儲けた商人や、新時代の市民の時代へと移り変わる黄昏の時代とでも言いましょうか…

美しき元帥夫人が年下の恋人を手放し、若い賢い娘ゾフィーとの恋愛を後押しする高貴な心を表現…と私の稚拙な言葉で説明すると何だか安っぽいです(-.-;)y-~~~

R・シュトラウスの音楽と天才演出家R・カールセンの手によって、高貴さをゴージャスに表現して行くのです。